タイのトラートからカンボジアのプノンペンまで400kmツーリング

2011年06月22日 | トラート, バイクの旅, プノンペン | コメント(6) 

バンコクで購入したバイクで、タイからカンボジアへの国境を越えました。早朝5時出発で到着が午後5時、走行距離400kmの過酷なツーリングになりました。そのうちの200kmは雨の中を走り、時折スコールになり、ゴアテックスの雨具も雨が浸透し、胸ポケットに入れたiPhoneが壊れるわ、最悪の旅になりました。

けれど景色は最高に良かったです。先ほど無事に修理が完了したiPhoneから写真を取り出せたので、紹介します。

まずは6月19日の移動範囲から。

日の出の頃に出発します。

朝食はセブンイレブンで適当に済ます。

あたりは湿地帯。

次第に森の中に入っていきます。

コンクリート終了のお知らせ。路面は最悪です。

ダム?

雨が降ってきたのでフル装備。前日は靴下から靴がびしょぬれになったので、スパッツを装着。でも長時間雨の中走るとまったく意味がなかった。

うねる道。一見道路は綺麗に見えても、突然陥没していたりするから気を抜けない。

カンボジアとの国境、ハートレック(Hat Lec)にやってきました。

出国審査をここでします。

バイクを国外に持ち出すには色々と手続きが必要らしく、書類をコピーしてきたり、30分以上ここで足止めをくらった。手数料は結局50バーツ(140円)とコピー代20バーツだけ。用意していた書類はタイ語で全く分からなかったが、大丈夫だったみたい。

カンボジアの入国手続き。ビザは持っていたので賄賂は請求されなかったが、スタッフっぽい男が案内してきて書類を代筆してそれだけで100バーツを請求してきた。20バーツでも渡せば気がすむだろうと思ったが財布に50バーツしかなくてばっくれようとしたが無理で結局50バーツ渡した。まじクソ。

「ドルよりもリエルに両替したほうがレートが良いんだよー」みたいなことを言って両替を勧めてくる男や、そこらじゅうにはタクシードライバーが群がっているわで、自分の足がなかったらと考えると恐ろしい。さっさと振り切ってココンへ向かいます。国境を越えたら車線が入れ替わり、右側通行になります。

途中大きな河があって、船でないと渡れないと古い情報がありましたが、橋の通行料を払えば普通に渡れた。通行料は100円もしなかったと思う。

橋の脇

途中砂地になっている場所も。

渡りきったところでココン(Koh Kong)の町へ。

植林跡、カンボジアはちょっと前まで戦争続きで、いたるところが砂漠化していたようです。

町を離れると本当になにもない。

民家もない

雨が酷くてそこらじゅう滝になっている

こんな場所でiPhone使うからぶっ壊れるんだろうと言われればその通り

本当になにもない。ガソリンスタンドもない。

時々民家が見える。

心が洗われ・・ない。余計汚れそう。

バイクの巡航可能距離は150km程度、じわじわと減っていくメーター。

途中で村があったので立ち寄ってお昼。

適当に選んだお昼。辛かった。奥の黄色いのは卵だかなんかの実だか分からないがおいしかった。

言葉なんざ通じなくてもマネーがあればどうにかなる。金は世界の共通言語。

本当にガソスタ1軒ない。本気で焦り始める。

と思ったらあった!これかよ!時折黄色い液体の入ったビンを並べている民家があったけど、これがガソリンスタンドらしい。

まじか・・。カルチャーショック受けた。

ガスの心配はなくなり、燃費節約をやめて80kmですっ飛ばす。

道路状況はタイより綺麗だった。

高床式の家がメインです。洪水とネズミ対策でしょう。

のどか

でも湿っぽい

橋は路面が汚いので注意が必要

普通のガソスタもあった。

オレンジっぽいけど、実際見るとピンクに近かった土

段々雨が上がってきた

こちら自動車用のガソスタ。

ようやく道が乾いてきた。でも雨具は脱がない。日焼けと埃対策。

山!

まだまだ残り150km。

途中料金所。お金を払おうとしたらいらないと言われた。バイクは無料らしい。

なぜか他のバイクは、右の土部分をゆっくりと40kmぐらいで走っている。面倒くさいから左の車線を80kmでふっとばし続ける。

遮蔽物がないから空がとにかく広い。星とか綺麗なんだろうな。

段々と町が増えてきた。

と思ったらプノンペンに着いた。

着きました!すげー混んでるよ!

プノンペンのバイクだらけですが、運転はタイと比べると結構行儀が良いです。ボロボロなバイクに乗っているからか、ガスを節約するためかもしれませんが、とにかくスピードを出さない。無事にカンボジア入りを果たしました。電子機器的な意味では全然無事じゃないんだけど。



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