ベトナムへ行くかラオスに行くか

2011年06月29日 | バイクの旅, バンルン, パクセー | コメント(2) 

バンルン(Banlung)、よく考えればベトナムとの国境近くにある町。国境までの距離はわずか78km、往復でも156kmです。片道1時間で、もし国境を越えられなくても半日で戻ってこれる。

普段の癖でコイン投げで決めようと思ったが、カンボジアではコインを持ってないし、ロータリーをウロウロするとプノンペンの宿で会ったあいつの言葉が・・。

「ここ数年は賄賂積んでもベトナムへはバイクは持ち込めないよ」

ここは懸命に大人しくラオスに向かおうと西に100Mほど進んだところで、また色々と考えが浮かびUターンする。

やっぱり海が見たい。国境によって審査が違う可能性もあるし、このままベトナム入りを諦めてラオスに直行したら多分これからずっと後悔することになる。ロスするとしtもたかだか1日、これからまだ1ヶ月もあるのだから、のんびり回ったっていい。ベトナムの国境、Le Thanhへ向けてバイクを走らせました。

今日も農家は朝が早い。

トラック、パンクしたみたい

道はきれいで走りやすかった

1時間で国境に着きました。

早速カンボジアの警官と話をすると、ベトナムから出国する航空チケットかバスのチケットはないかと聞かれた。バイクで来ているからないよと答えた。次はベトナムのビザを持っていないのかと聞かれたが、15日間滞在しないからビザはいらないと思うと答えた。カンボジアの警官も頭を悩ませ、一旦警官の乗ったバイクの後ろをついて、数百M先のベトナムの国境へ。そこでベトナム側の入国審査官と話す。結論としては、まずベトナムへ入国するのにビザか、もしくは15日以内の出国チケットが必要、そんでもってバイクは無理ということでした。

はい、知ってましたごめんなさい。1秒で諦めがついて、来た道を引き返す。

それから10時頃にバンルンに戻り、このまま宿に戻るのも時間がもったいなく感じ、そのままラオスへ直行することにした。

6月26日の走行範囲。総距離520km、人生下道走破距離を更新した。

バンルンからの帰り道はひたすらダート

最初は砂利道

それから赤土

これが延々と続く。途中対向車が来ると土ぼこりで視界が塞がる

工事中の橋

所々水溜りがある

昼寝をする牛

民芸品を運ぶトラック

7号線に戻ってきた

昼ごはん

ガソリンも入れて、手元に残ったリエルをほとんど使う

ラオスとの国境、Dom Kralorです。

売店が点々とあるがガソリンスタンドはないのは、警官の前で無許可でガソリンを売らないためだろうか。

出国審査はあっさり。支払った2ドルは賄賂だか手数料だか分からない。

続いてラオス側、Veun Kham。バイクを持ち込むことに関して一切質問なし。こちらでも2ドル支払う。

誰もいないけど通っていいのかね?黙って通過。

ラオスの道です。ラオスも右側通行。

いきなりガソリンスタンドでぼられる。ガス代が15000キップ、10ドル渡したら25000キップしか帰ってこなかった。後で聞いたら10ドルは90000キップ相当のこと。

イオナズン

川へ洗濯に

山へ芝刈りへ行きました。

白い木

日が傾く

水田

町に着いた

観光マップもある

またメコン川

前のバイクについていったら信号無視で捕まった・・罰金10万キップ。日本円で1000円ちょっと。ここ数日の節約が一瞬で吹っ飛ぶ。

宿は4万キップ、もちろんエアコンなしだが、パタヤー以来のホットシャワー。ちょっとダニとか恐かったけど何も問題なかった。

ガス代トラブルぼったくり合わせて1日で4000円近くの出費になってしまったのは痛かった。まあ、違反は自業自得だけど・・。しかしぼったくりについては、例え接した9割の人が正直だったとしても、たった1割の人がそれを台無しにする。小さいことは出発の時に気にしないと決めていたけど、やっぱり心情としては最悪だった。



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