いざ紅茶の聖地へ
2011年07月29日 | コルカタ, ダージリン, 鉄道の旅 | コメント(1)
2011年7月22日、
夜8時、コルカタを脱出してダージリンを目指します。ダージリンに行くためにはまずはインド鉄道でニュー・ジャルパイグリ(New Jalpaiguri)駅に行く必要があり、そこから交通手段を見つけてダージリンに行きます。
分からない人もいると思うので地図。これがコルカタ。
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こっちがダージリン
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紅茶好きなので管理人にとってダージリンはまさに聖地、聖地巡礼です。ダージリンと言えば登山鉄道でも有名で、今回の世界一周で行ってみたかった場所ベスト5ぐらいには入るんじゃないかと思います。
コルカタ駅に着いた、似たような駅が3つあるって聞いてたから違う駅に連れて行かれるんじゃないか内心ひやひやしてた
別アングル、列車は1時間以上前から待機していたので、指定の車両に乗り込みました
ベッドは3段になっています。体を完全に起こせないので、ほぼ寝たままだった
下段のベッドの下に荷物を置くスペースがありましたが、恐いので結局枕元に置くことにしました。65リットルバッグを狭いベッドに置いていたので、足を伸ばせず快適とはほど遠かったです。
インド鉄道では睡眠薬強盗が昔から流行っているらしく、トイレなどで席を離れた一瞬で置いてある飲み物に睡眠薬を混ぜ、眠っているうちに荷物をゴッソリ持っていくらしい。対策は自分の飲み物から目を離さないことと、席を立つ時には一緒に持っていくことです。ベッドの縁にペットボトルホルダーがあったけど、通路から届く場所なので使わないで、枕もとの壁側にボトルを置いてた。
昨日から思っているのだが、ツアー会社の目の前を明らかに怪しい男たちが獲物を探してたむろしているのを人の良さそうなスタッフは黙認しているし、睡眠薬強盗だって他人の飲み物に混ぜ物を入れてたら明らかに怪しいのに本人に知らせたりしないものなのだろうか。目の前で犯罪が行われようとしているのに黙っている空気を作っているのだとしたら最悪だと思う。
さてここからダージリンにアプローチする方法は2つあります。1つは有名なダージリン鉄道を利用すること。ただし9時に出発し16時到着、しかも休憩ほとんど取れないという過酷な列車の旅になります。もう1つは相乗りジープをピックアップして行く方法です。悪路なのでバスはありません。
ジープの出発を待っている最中しつこく物乞いに付きまとわれた。そんなに慈悲に満ちた顔をしているとは思えないが
写真には写っていないけど、最後部は左右の壁に沿って横2列のシートがあり、男4人で座ってます。膝あたります。動けません。
ダージリンまでの運賃は1人150ルピー(300円)。持っている地球の歩き方は3年前のものとはいえ、80ルピーから150ルピーは乖離しすぎ。最初ぼられてるかと思ったけどみんな150ルピー払っているし、いざ計算してみた。
客10人×150ルピー=1500ルピー(3000円)
ガソリンをリッター8kmとして、100km/8=12.5リットル=1250円
売上3000円-コスト1250円=1750円
会社経営らしくその他もろもろのコストを考えると妥当な値段だと思う。
なにごとかと思ったら、狭い道を工事のトラックの群れが通過するらしく、行き交う車で固まったみたい
結局1時間以上待った。迷彩服の軍人まで出てきて交通整理していた
暗所でのシャッター速度の壁を感じた1枚
雨の日は写真を撮らないって言ったけど、濡らさないように気を付ければ大丈夫だ。それにもうじき新型が届く楽しみ。
宿、というかホテルの相場は1400円~。そんな中奇跡的に300ルピー(600円)のホテルを見つけた、無線LAN付きらしい
そう思っていたら電気はつかない。ホットシャワーは出ない。話によると前日の嵐で町中停電らしく、本当に丸2日電気がなかった。ようやく電気が回復したと思ったらやっぱりホットシャワー出ない。頼むとバケツいっぱいのお湯をもらえるので、バンコクで買ったシャワーキットに入れて使えば問題なかった。無線LANは工事呼んでたけど、線が切れてるとかで結局5日たった今でも直っていないのでもう諦めた。幸い無線LAN付きのネットカフェがあったので、そこから更新しています。
ホテルでは水が止まったり毎日小さなトラブル続きですが、そのトラブルも忘れるぐらい快適に過ごしています。ネットも電気もなくやることもないため、近くの店で買った紅茶を入れながら窓辺の椅子に座ってのんびり外の景色を眺めて何も考えず、日が沈んで数時間しないうちに就寝し、日の出の直後に目を覚ます。ある意味健康的なのかもと書き込みながら思ったりしたけどやはりネットがないと死ぬると思う5日目。衣食住ネット。