北アルプス登山 3日目

2011年05月09日 | 北アルプス, 登山 | コメント(1) 

3日目にもなると、疲れは溜まっていましたが、食料はほとんど残っておらず、20時就寝、朝4時起床の8時間睡眠と健康的なリズムを送っているので、足取りは軽かったです。早めに下山して、温泉に入って焼肉を食べたかったので、この日は休憩をあまり取らずペースを上げて歩きました。

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そのまま下山はせず、蝶ケ岳を通って穂高を連峰を眺めてから下山をします。途中GPSを切り忘れたので、余計なデータが紛れていますが、歩行距離は15kmほどです。

それでは最終日の写真です。

朝食はグリーンカレースープとマカロニパスタ用カレースパイスで味付けしたもの。
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食事を終えたら出発
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延々と続く急勾配を登り続けます。下は雪が凍ってヤスリのようになっていたので、アイゼンは不要でした。
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登ること3時間、森が途切れて尾根が見えてきました。
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振り返ると昨日登った穂高一帯が見えます。
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みんな同じ場所で写真を撮ります。
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高山植物
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記念撮影、風が台風のように吹いており、立っているのでやっとでした。
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尾根の向こう、東側の眺め(パノラマ)。遠くに町が見えます。
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この強い風だとすぐに吹き飛ばされそうだけど・・・
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美しい斜面
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見下ろすと一昨日歩いていた梓川が見えました。これで標高差がちょうど1000Mある。
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蝶ケ岳ヒュッテにつきました。
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こんな場所まで営業に来るとか、どんだけ体育系だか。
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中は広い。火を炊くスペースが確保しにくいので、インスタント食品の調理は諦めて、カレーを注文。
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カレーは涸沢と同じ800円。おいしかったけど、涸沢に軍杯が上がりました。
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キャンプ場、涸沢が谷間にあるのに対して、風が吹き付けっぱなしなので、夜は寒そうです。
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記念撮影、今まで散々山は登ったけど、2人で記念撮影したのは初めてかもしれない。
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樹林に入り、景色が悪くなります。この頃サングラスを落としたことに気付く。
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景色も悪く、急な斜面を延々と降り続ける作業。退屈なのでシリセードしました。(動画)
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日陰で雪が凍っており、尻を打つし濡れるし、下山時間も縮まないので、あまり良いことはありません。

下り続けること2時間ほどで、地面が雪から土に変わります。
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急に飛んで、奥上高地自然探勝路。日焼けがやたら貫禄がある。
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来る時はあまり見ていなかったが、ここはここで魅力的な自然がたくさんある。
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子供の頃はこういう斜面を見ると、化石とか出そうでワクワクした。
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明神館、ゴールは間近です。
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せっかく綺麗なのでパノラマ撮影。ここで最後です。
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■今回の旅行の教訓

・サングラスはケースとセットで持ち歩くべき
・雪山に日焼けどめは必須
・バッグは60リットル欲しい

世界一周で28リットルのバッグをメインで使い、ヒマラヤだけは14リットルのポーチを追加して歩くことを想定していましたが、容量を制限することのよって荷物の整理に時間がかかるため、あまり良い策ではないようです。日焼けは、日焼けを通り越して火傷になっていました。

15kg近い荷物を背負って延々と歩き続けるのは今までの登山でもかなり大変なほうでしたが、北アルプスは日本で一番景色が良い山と言われているだけあって、景色に飽きることなく気持ちよく歩き続けることができました。

食料はカロリーを計算して大量に持って行ったため、入山前と体重は変わっておらず、体脂肪が2%減と思わぬダイエット効果もありました。スポーツと言えるか分からないけど、断続的に一日中有酸素運動をすることになるので、今までやったスポーツでは最も痩せます。

疲れた中、小さなガスコンロで沸かしたお湯で作った食事を食べたり、狭いながらも柔らかい寝袋に包まって眠ったり、普段ではなんともないことがささやかな幸せに感じることができるのが登山です。なにより無事に帰った後の夕食や風呂や布団で寝るのがたまりません。矛盾しているかもしれないけど、こういうギャップが楽しくて仕方がないので、いつもやや面倒くさいと感じながらも、登山に行くんだなあと思いました。

<おまけ>

下山後食べた牛刺し
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ニュースなんて見ていないので知らずに食べた。ユッケも一皿食べた。

でもニュースを見てても食べたと思う。



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