東欧ポタリングまとめ
2015年10月14日 | ヨーロッパ, 自転車の旅 | コメント(1)
2015年9月1日から出発して9月30日まで、1ヶ月間のバックパッカー旅行を終了しました。
まとめもかねて、記事を一つ作ることにしました。
ルートはざっくりとこんな感じ
バスや鉄道を使っているので、かなり大雑把ですが。
ブルガリアのソフィアをスタート地点として、東欧を時計回りに周遊しました。
地図を作ったところ、総移動距離が2700kmと案外短いものだな・・というのが感想です。
帰国して数日、まだ旅の余韻から冷めていないのか、夜中目を覚ますと色んな旅行者がひしめくホステルにいるような錯覚を覚えることがあります。
旅の振り返りもかねて、整理した写真の中から特に印象的なものをまとめましたので、順番に紹介していきます。
振り返ると、胸に熱いものがこみ上げてくる気分です。
今回は実に3年ぶりの海外旅行になりましたが、色んなものが当時と変わっており戸惑いの連続でした。
まず大きな変化は円安でしょうか。
当時は1ユーロ105円ぐらいの感覚でしたが、今では140円ほどです。
物価の上昇ゆえか、ホステルの競争が激しくなっている印象を受けました。
当たり前のように部屋でもwi-fiを使える上に、各ベッドから手がとどく範囲にコンセントが完備されていたりします。
ホステル検索の際も昔は「Hostel world」を使っていましたが、今ではすっかり廃れかけており「booking.com」の覇権状態になっていたりします。
道中会った旅行者と「Hostel worldで検索したけどこの町あまりホステルないですね」「いや、booking.comで探せばフツーにあるよ」「え・・(顔真っ青)」みたいな会話を何度か交えたものです。
正直なところ、ホステルが苦手でした。うるさいし、荷物の保管に神経を配らなければならないし、変な宿泊客と同室だと夜もまともに眠れない。
けれど一方で、貴重な出会いがあるのがホステルの醍醐味だったりします。
ホステルは情報収集の場――なんていう人もいますが、どちらかというとみんな旅の孤独感を紛らわす意味合いが大きいんじゃないかな。
今では賑やかさの中に、居心地の良さを感じる自分もいたりしました。
さて、一番大きな変化ですが。
GPSの普及。
これには舌を巻きました。
GoogleMapまでオフライン対応になり、スマホさえあれば目的地周辺の地図をキャッシュから閲覧できる上に、正確な座標まで示してくれるのです。
バスや鉄道を降りて、右も左もわからずまま地元の人に道を聞いたり、通りの名前や交差点の形から紙の地図で場所を探す必要もないのです。
コンパスだけを便りに標識もない荒野を進むこともなくなるのだろうか。
物足りないような、ってかそんなリスキーな旅はしなくて済むような便利な世界になったわけでした。
携帯以外にも、Windowsタブレットの普及によって、大げさなノートパソコンを持ち歩かずとも情報収集や簡単な作業はこなせるようになりました。
3年前と比べても電子機器の総重量を3kg→1kg程度まで落とせたのは大きいです・・が、使い勝手はやはりノートパソコンにはかないませんでした。
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今回の旅のテーマ。
ポタリング――もとい折りたたみ式自転車ですが、結論から述べると、想像以上に最高でした。
一日で80km程度なら走れるし、うまくテントや寝袋も積めば気楽に自転車旅行を楽しむことができそうです。
なにより、空港やバス停に降りて、わずらわしいタクシーの客引きにもまれることも、路線図を読み漁る必要もなく、気ままに風を感じながら街を走り回ることができるのがたまらない。
行動範囲は徒歩の数倍は広がるし、それだけ多くのものを観ることができます。
是非とも本ブログを見たバックパッカーにはオススメしたいスタイルです。
何ともあれ、今回は何事もなく無事に帰国できました。トラブル続きの3年前と比べたら、あまりにもあっさりなほどです。
最後に。
個人的に一番大きな変化ですが、すっかりくすぶっていた旅行欲にも火がついたことでしょうか。
今後も定期的に海外へ行きつつ、ついでにここのブログを更新できたらなんて考えています。
長くなりましたが、今回の旅はここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またいずれ、次の旅を紹介できることを楽しみにしておりますので、陰ながら応援をいただければと思います。