ドイツに入国した途端密輸業者と疑われた
ブログ > 旅のテーマ > キャンプ > ヨーロッパ > ドイツ > ニュルンベルグ > ブログ > 旅のテーマ > 自転車の旅 | 2011年09月26日投稿
2011年9月21日~22日、
タイトルの通り、チェコからドイツの国境を抜けて、1kmも走らないうちに警察署の脇を通ろうとしたら警察に止められました。
「タグはあるか?」とかわけの分からないことを言って、もしかしてドイツを自転車で走るのになにかパーミッションが必要なのかとドキっとしたがどうやらそういうわけでもないらしい。
「酒は?タバコは?ドラッグは?」なんて聞いてきます。酒はたまに飲むぐらいだけどタバコは吸わない。ドラッグってなんだよふざけんなよと思ってると、荷物を全部見せろと言われ開けさせられました。隅から隅まで調べられて30分ぐらいして解放。
いくら日焼けしてヘルメットも被らないでどう見ても全うな格好をしていないアジア系の自転車旅行者がいるとしてもわざわざそんな疑い・・疑いますね。チェコの手前にアジアマーケットなるものもあったし、怪しい連中が密入国しててもおかしくないかも。こっちが欧米系の区別が付かないのと同じで、あいつらからしたらアジア系の区別なんかつかないわけだし。
あまり気にすることなく出発。今回のおおまかなルート。
大きな地図で見る
ドイツに入った途端、道路が自動車用と自転車用で綺麗に分かれます。
チェコの自転車用道路と違って、わりと舗装も綺麗で走りやすい
最初GoogleMapで見たときはドイツの国境から一面が緑色で塗りつぶされていて、さぞかし高い山があるのだろうと覚悟していたら、チェコをピークにすっかり緩やかになり、スムーズに進みました。
町でATMを見つけたのでユーロを降ろす。300ユーロ、どれぐらい持ちますかね。
フォーエンシュトラウスという田舎町。
この辺りにキャンプ場があるという情報なので探すこと1時間
結局見つけたのはオートキャンプだけ
諦めて進みます・・というか完全に折れる
逃げ込んだ森の中、まるでキャンプしてくださいと言わんばかりに綺麗に芝が生えているエリアがあった
なにともあれ設営、道路からも見えないし良い場所
Seetosummitのシャワーキット大活躍
10リットルの容量のあるシャワーキットだけど、実戦だと10リットルも水を確保するのはまず不可能だと思った。使った水は僅か1.5リットル、僅かな水の量でシャワーを済ませる技術に自分で神業的なものを感じた。
夕飯の支度をしていると、足音が聞こえてきました。こんな森の中で絶対見つからないだろうと思ったがイレギュラー発生。「ハロー」とか言いながら、Xファイルとかで見たことある茶色い制服を着た森林保安員らしきバッチをつけた人が2人来ました。
1人の若い方は、テントでゴロンと横になってご飯を炊いている自分を見るなり壷に入ったのか「ブヒヒヒ」とか言って笑い出しました。とりあえず事情を話してパスポートを見せたら、「火だけは気をつけてね」「ハブアグッドトリップぶひひひ!」とか言って去っていった。
なんでわざわざこんな道路脇の森の中に来たというと、行方不明者捜索をしているらしく、一緒に一般人も連れていた。恐えよ。行方不明者捜索をしているつもりが良い酒飲み話でもできたことでしょう。
夕飯、ご飯とシチュー
ご飯は炊いた後にポットを洗うのが面倒、再度沸かしたお湯と僅かな紙を使って拭き取って磨く感じ。
朝は霧が出て結構寒い
プラハで買ったニーウォーマー大活躍、でもサンダルだけはさすがに寒い
おもちゃみたいな町
雪みたい
マックマック!
朝マック、これっぽっちで600円か
日本でいう100円マックは、ポーランドだと3ズウォッティ(80円)、チェコだと20チェココルナ(90円)、ドイツだと1ユーロ(125円)、物価上昇を感じます。
あとWi-Fiにログインが必要らしく、親切な店員がかわりにやってくれて助かった。
カラフルな通り
本当に走りやすいすい
家?
自転車用道路を作ってくれるのはありがたいけど、起伏が自動車用と比べて結構激しいのはなんとかならないのか
また白い花畑
今度は白い街
途中見つけた自転車屋
25ユーロで防水フットウォーマーを見つけたので買った。店員がすごい気が良い人で、ポーランドから自転車で来た話をしたら大喜びで、コーヒーとケーキをご馳走してくれた。
上のトラックは分かるけど下の戦車って・・
赤い花
今まで走っていた通りが完全に自転車専用になり、迷路のようなわき道を走ります
Googlemapのキャッシュを頼りに、小さな村を点々と進みます。途中かなり迷って時間を食った。
一つの町を脱出するのに1時間かかることも・・
そういえばドイツといえばピアノか?
ようやくニュルンベルクへ、
ヴェールダー湖
水鳥
そろそろキャンプ場が近いので買出しです
ヘーゼルナッツチョコっぽいの。120円で2000kcal。
斧が売ってるスーパー
自転車用シャツの掘り出し物見つけた。たった10ユーロ、買った
パンの自販機
アボカド、キウイなど日本に近い品揃え
この卵は食欲そそらないでしょ・・
買いすぎた、シャツ含めず12ユーロ
安心の標識
閉まってた。
次の日行ったら2泊で30ユーロと言われて目ん玉飛び出た。最安値のホステルのほうが安いってどうよ。今回ホステルに行けなかったのは予定通り到着できる宛がなかったから予約しなかった失敗。
タイカレー。冷凍食品を解凍したいんだが・・とりあえず蒸してみる
熱湯に漬けた。今まで全く使い道のなかったキッチンシンクが初めて役に立つ
ある程度解凍したら鍋にぽちゃ。これは普通においしかった。
肉はとりあえず焼く。牛かと思ったら豚だった。微妙
朝です。すっかり野外生活者っぽくなってる
おまけキノコ
ドイツに入った途端の物価の急上昇はさすがに驚く。
ホステルの相場は2倍、食料品は1.3倍といったところ。しかしキャンプ場に泊まるたびに2000円近くかかるのでは、今後は検討したほうがいいかもしれない。
キャンプ場のメリットはシャワーがあることと、水を好きなだけ使えることと、たまにWi-Fiがあることぐらいだし、水さえ確保できればシャワーは作れるから、移動中の宿泊は野宿で十分な気がしてきた。Wi-Fiはマックとかでも十分だし。
ニュルンベルクはニュルニュル観光したらフランクフルトへ向かいます。今度はちゃんとホステル予約しました。問題は240kmを2日で走破できるかどうかです気合でいきます。
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コメント
コメント(2) to “ドイツに入国した途端密輸業者と疑われた”
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いよう、がんばっとるな。俺は11月半ばに本帰国となった。また東京だ。ほいじゃ次回は日本で。
おー、無事に日本で会えることを願っています。旅の話でもしましょう。