裸族ことヒンバ族の村へ
アフリカ > ナミビア > ブログ > 旅のテーマ > 自動車の旅 | 2012年01月05日投稿
2011年12月28日午後
エトシャ国立公園から南西に250kmほど進んだ場所にある、カマンジャブ(Kamanjab)という小さな町にやってきました。
ナミビアにはヒンバ族という民族が暮らしていることで有名です。アフリカで最も古い生活様式を続ける民族らしく、上半身裸で、肌の保護のために全身に赤茶色の塗料を塗っており、独特のアクセサリーで全身を飾っています。近年外国人観光客が増えてきたので、近いうちにいなくなるかもしれないという話もあります。
ヒンバ族を見るのに有名なのが北西部のオプワ(Opuwa)という村です。町中のいたるところでヒンバ族を見ることができるが、観光地化が進んでいるため、写真を撮るたびに数百円を要求するらしく、ちょっとすれています。Outjoで見かけたヒンバ族がまさにそんな感じだった。
同伴している日本人が、Kamanjabには近くのヒンバ族の村を訪れるツアーが出ているという情報を持っており、不確かな情報を元に行ってきました。
Kamanjabに着くと、何軒か宿があるので、そこで村の情報を聞くと、地図付きのパンフレットをもらうことができました。情報通りに北東に20kmちょっと走ってロッジに行くと、欧米人系のスタッフが快く迎えてくれました。
Kamanjabの場所はここ
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管理人もよくアフリカで通りを上半身裸で歩いています。良いですね、上半身裸、仲間です。そういえば話は変わるけど、昔バイク仲間で河原を全裸でバイクに乗って吹っ飛んでいる奴がいました。裸族とか呼ばれていました。
真ん中にあるのは動物の檻です
この通り、風通しの良い日陰で食べ物を保存するっていうかビニール(笑)
家、木材を組み合わせた小屋を土で固めてあります。土じゃなくて動物の糞かもしれないけど
日が沈みそうなのでKamanjab近くのキャンプ場に直行します
この村のヒンバ族のみんなは、写真を嫌がることなくむしろ喜んで写りに来てくれます。撮った後、写った写真を見せてあげると喜びます。愛想も良く明るく、ありのままの村を見ることができました。
ヒンバ族の村を見て疑問に思ったのが、ライフラインをどうやって確保しているという点でした。せっかくガイドがいるので聞いてみたところ、水、携帯の電気、食料の一部はロッジから提供されているということ。近代化が進むアフリカで、利便性を求めて昔ながらの生活を脱してしまう者が多い中、恐らくロッジが観光客を集めてライフラインを提供するかわりに、ヒンバ族としての生活を保護しているのではないかと思います。
ある意味では観光ビジネスの一部として成り立っている村といえばそれまでですが、それでもそんな思惑は置いておいてありのまま生活しているヒンバ族の姿を体験することができる、マイナーだけど満足度の高いスポットでした。情報は非常に少ないですが、レンタカーでKamanjabまで行ってそこら辺の宿にあたれば情報は出てくると思います。
訪れた時は、ヒンバ族の人に合わせて上半身裸になっておくのも良いかもしれません。
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