旅の持ち物
ブログ > 旅行の準備 > 装備・小物 | 2011年04月08日投稿
バックパッカーにも色々なスタイルがあって、スタイルによって荷物も大きく変わってきます。
今まで海外で出会ったバックパッカーは、日本人より欧米人のほうが荷物が多く、また男性より女性のほうが荷物が多い傾向があります。
欧米人のほうがキャンプを視野に入れている人が多く荷物が多くなっているように見えますが、中にはシャンプーとリンスをボトルごと持ち歩いている人もいました。やりすぎです。また、女性は化粧品など生活用品用品が多く、ドライヤーなど持っている人もいます。最近は旅行用の小型ドライヤーも多く出ています。出発する前はあったほうがいいと思っていたが、いざ旅行が終わると全く使わなかったりするものです。かくいう自分も、足ヒレやシュノーケリングセットなど、どうでもいいものを持ち歩いて旅した経験があります。
今までの反省も踏まえて、本当に必要なものをまとめました。
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1.必需品
- 財布
現金をポケットに直で入れてもいいが、カードがある場合、持っていたほうが便利。絶対にお尻のポケットなどに入れないように。 - パスポート
言わずもがな - 救急セット
絆創膏、サージカルテープ、正露丸、頭痛薬、食中毒用のポカリの粉 - ハンドタオル
海外じゃ良質なタオルはなかなか見つからないので、最低1枚あるといいです。 - 携帯やスマホなど情報端末
最低限連絡先をメモする目的。無線でインターネットに繋いだり、データ化したガイドブックを入れておくと更に便利。カメラにもなります。
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その気になれば、ポーチにでも入れて手ぶらで海外旅行することも可能ということになります。
しかしさすがにこれでは勇者すぎるので、もう少し追加します。
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2.普通の旅行者が持ち歩くもの
- ガイドブック
一冊300gから500g、数冊持つと1kgを軽く超えます。電子書籍化の代行店は大量にあるので、長期旅行ではデータ化してスマートフォンやipodに入れるべきです。 - 着替え
実はこれが馬鹿にならない容量と重量になります。Tシャツ1枚200g、ジーンズなど500g近くあります。参考までに、以前東南アジアを周回した時は、Tシャツとパンツ一枚を着回して、宿で交互に洗濯していました。どこでも売っているものなので、こだわって持っていく必要はないものです。 - デジカメ
こだわりがあるなら一眼レフを持ち歩きたいところですけど、身軽さを重視する人や、写真をあまり撮らないコンパクトカメラか携帯のカメラで十分です。近年、フルハイビジョン対応の動画撮影機能を搭載したカメラも多数出ています。 - 保険証券
海外旅行保険には入っておきましょう。海外で急病になった場合、日本の健康保険は降りません。入院などした場合、破産する可能性があります。クレジットカードにも海外旅行保険がついているものもありますが、「利用付帯」と言って、そのカードで航空券を購入し、旅の費用を使うという前提でないと保険は降りません。「自動付帯」のものも一部ありますが、条件は普通の海外保険のものに比べると良くないです。素直に海外旅行保険に入っておきましょう。直前に空港でも入ることができますが、割高になるので、事前に比較サイトで安い場所を探して購入しておいたほうがいいです。<保険市場>
http://www.hokende.com/static/abroad/それでも1年かけた世界一周ともなると、10万円近く保険料がかかり、クレジットカードで済ませたいという人は、JCBゴールドカードが最強です。<一番得するクレジットカード徹底比較>
http://creditcard.e-ocean.biz/cardselection/jcb/gold.html
ポイントやマイル変換率はイマイチですが、旅行保険では最高クラスのサービスが付きます。 - コンセントプラグ
海外はコンセントの形が違います。重電をする際は海外旅行用のコンセントプラグを買っておきましょう。100円均一でも売っていますが、旅行用品店で売っている変形ロボットのようなタイプがお勧めです。
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短期旅行程度なら、ここまで持ち歩いていれば十分なところですが、快適性も追求したくなるのなら、次の物もあると便利です。
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3.あると便利なもの
- ノートパソコン
今時、よほど偏狭の地まで行かない限り、どこにでも無線LANが存在するため、インターネットに繋ぐことができます。
動画編集や仕事にでも使わない限り、ネットブックで十分でしょう。
今は1kgを切る機種が大量に出ています。意外とアダプターが重かったりするので、買う前にしっかり調べておきましょう。 - ipad
ブログの更新や、情報の収集程度の用途なら、ネットブックすら必要ありません。
PDF化したガイドブックを手軽に閲覧したり、ダウンロードした地図を入れておくのに便利です。
何より電池の持ちが良く、一度フル充電しておけば、使い続けない限り、数日~1週間は持ちます。
アルバムを保存しておいて、旅先で見せ合うなどの使い方もできます。 - サンダル
南国を中心に回るのならほぼ必須。 - 雨具
赤道に近い国は、日本のような穏やかな雨ではなく、滝のようなスコールが突然来ます。
折りたたみの傘でも良いのですが、パーカータイプの上着を1枚持っておくと便利でしょう。
生地がゴアテックスのものなら、軽量で蒸れにくく、雨の浸透をほぼ完全に防いでくれます。
値段は2万円からと少し高めですが、冷える時はパーカーにもなるので、是非持って行きたいところです。 - 寝袋
正直、今までの旅行では全く必要性は感じませんでしたが、下記のようなケースに心当たりがある人は、持っていくべきです。 ①基本無計画で、目的地に着いたはいいが、宿が見つからず、駅やバス停で夜を過ごしたことがある人
②宿代をケチるため、ダニや南京虫の予防をしたい人
③どこでも寝る人夏用のものは400gからありますが、よほどのことがない限り必要ないので、一晩寒さを凌ぐぐらいなら、アルミ製の救急シートでも十分かもしれません。
寝袋のお勧めはモンベルかナンガあたり。 - テント
自由気ままに旅をしたい!トレッキングをしたい!大自然と戯れたい!お金がない!という人は持っていくべきでしょう。山岳用なら軽くて容量も少ないため、持ち運びやすくなっています。<山岳テント徹底比較>
http://mountain.na-ka.jp/outdoor/tent/mountains.html
<テント比較>
http://higedura.cool.ne.jp/camp-tent.html - ガスコンロ
ガスカートリッジを使用した、小型コンロです。ガスストーブとも呼びます。アルミ製のクッカーをセットで持っていって、現地でお湯を沸かしてインスタント食品を食べたり、紅茶やコーヒーを入れることができます。ただ問題は、ガスカートリッジは飛行機に持ち運ぶことができないため、現地のアウトドア用品店で購入する必要があります。そのため、互換性のあるEPI規格をお勧めします。<EPIgas>
http://www.epigas.com/products/stove.html - サングラス
砂浜や、砂埃だらけの道路など、今まで持っていれば良かったと思った場面が多々あります。それ以外にも雪原など、雪の表面で反射した日光で目を傷める可能性があるので、あるにこしたことはありません。
機能面以外にも、目線を隠すことでスリや置き引きの防犯になったり、値下げ交渉が有利になったり等、使い勝手は色々です。変な日焼けをするのが難点。 - 水着
リゾート地ならどこでも売っていますが、いざ買おうと思ったら、とんでもデザインのものばかりで、断念したことがありました。よほどかさばらない限り、自分のものを持ち歩いてもいいでしょう。 - エア枕
飛行機に乗っている時間が長い場合は、これがあると快適さが断然違います。バスや列車での移動、野宿の際にも使えるため、是非持っていきましょう。ダイソーでも売っています。 - キンカン
赤道に近い国は、どこにでも蚊がいます。栄養たっぷりな日本人の血は狙われやすいです。キンカンに含まれているアンモニアなら、大抵の毒素に効いて、痒みを抑えることができます。経験上、ムヒよりキンカンの方が効きます。 - 調味料
特に味の素。欧米圏では、しばしば人間のものとは思えない食事に遭遇します。味の素や調味料を大量にかけて、なんとか人間の食事の味に近づけましょう。空港で、「この白い粉はなんだ?」と聞かれたら、「スパイス!スパイス!」と叫んでください。
あと、醤油もあるといいです。空港持込の100ccルールにも注意しましょう。
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続いては、持っていくと便利そうで、実は必要ないものを書いていきます。
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4.いらないもの
- シャンプー、リンス、洗顔フォーム、石鹸、歯ブラシ
アレルギーなどがあって、特定のものしか使えない等の理由がない限り、現地で買いましょう。ボトル買いなどしないように。むしろシャンプーやリンスなど、空港の持ち物チェックで、容器が100ccを越えていると没収されてしまうため注意したいところです。 - バスタオル
今まで止まった宿やホテルの95%はありました。ない場合はハンドタオルで十分でしょう。 - 帽子
日射病予防になると言いますが、熱くて蒸れるだけです。鍛えてください。日焼けを気にしない人は、持っていく必要はありません。 - 変圧器
今時のPCや携帯やカメラの充電器は、大抵変圧器機能が付いています。ずっしりと重い変圧器を買ったところで、実際は使う機会は滅多にありません。
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こんなところでしょう。
あった方がいいものは、言い換えればなくてもどうにかなるものです。長く旅を続けていると、気が付けばただの重りになっていたりするものです。旅先でも衝動買いを控えたり、常に荷物を意識することで、移動やフットワークが軽快になるものです。どうしてもかさばるお土産があったら、いっそ日本に郵送してしまってもありかもしれません。
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