ABCトレッキング7日目

2011年08月17日 | アンナプルナ, トレッキング | コメント(2) 

2011年8月9日、アンナプルナベースキャンプトレッキング最終日です。

最大の難関である昨日をクリアしたので後は惰性で下るだけかと思っていたけど、距離を見るとなにげなく15kmほどあり、油断ができません。気温も一気に落ちたので、高山用の肌着はやめて、Tシャツと短パンに着替えて歩くことにしました。

Jhinudandaから真ん中下のBee Hive Lodgeまで。割と登りと下りが多い。

天気も良い

ポーター、そういえばこっちの人は荷物を頭で抱えます。

朝食の茹でポテト。今回のトレッキングで食べたものだとナンバー2。

ちなみにナンバーワンはゆで卵です。素材が一番です。

出発、しばらくは険しい下り階段

膝に来る

左右の崖に挟まった巨大な岩

土砂崩れ跡を通る

にゃー

カオス

なかなか気持ち良い道

ベリー

グッド

ウマ

やげ

蝶の水のみ場

Bee Hive Lodgeで休憩。アソクの採ったこごみ

足の裏はふやけて破れて大変なことになってるわけだ

Bee Hive LodgeからSyauli Bajarまでは緩やかな下りと景色の良い村々が続きます。

また奇跡の1枚

水車小屋

中ではトウモロコシの粉をひいてます

高原の道

見晴らし良い

スイングパノラマ

5~6匹飛んでたけど同時に収めるのは2匹が限界だった

テントウムシ

ミカン

孤児院ナマステー

棚田

水路の道でサンダルを流して遊ぶアソク

この後スコールに巻かれて全身雨具に身を包んで、強風の吹き荒れる中30分ほど歩き続ける。

ようやく着いたSyauli Bajar、先に行ったUSKの姿が見えない

とりあえず紅茶を1杯飲んで、スコールが収まるのを待ったのだがいつになっても止む様子はない。

暇だから犬を閉じ込めた

時間は既に3時半を過ぎていて、5時のバスに遅れるとめんどうとのことなので無理やり出発。

Syauli BajarからNayapulまで残りは5kmほど。ほとんど平地です。

そうは言っても2時間かかる道。既にスタミナはほとんど残っていないのだが、残り2時間でこのトレッキングから解放されると考えると、体に不思議な力がこみ上げてくる。

ラストスパート、ほとんど早歩きで一気に進む

通学路みたい

休憩を取らず一気にナヤプールへ。血糖値も下がって、喉も渇いているのに足取りはなぜか軽い。

チェックポイント

大事な物流、ごちそう

戻ってきた!

1時間20分で到着うひょー

休む間も着替える間もなくローカルバスに乗り込む

全身ずぶ濡れの状態で、少しでも水分を抜こうとハンカチを当ててシャツや短パンを絞る。それでもバスの開いた窓からは22度の風が吹き込み、完全にスタミナが切れた状態で1時間以上晒されたため、USKと2人して風邪を引くことになる。

ポカラのバス停からのタクシー。トランクに入りきらない荷物は膝の上。

ポカラについてご馳走、ハワイアンビーフステーキうまかった!

最後の最後に風邪をひいてしまったもの、怪我もなく無事に下山することができました。

当初はトレッキングといえば、水も出ないようなロッジで、木製のベッドの上にマットを引いて、その上で寝袋を広げて眠るイメージでしたが、シャワーも浴びることができて、好きなものを食べられて、予想以上に快適に過ごすことができました。

今回は冬山を想定した荷物を背負っていたためもありますが、難易度は日本の登山と比べると同程度かあるいはそれ以上ぐらいの印象です。全くの初心者が来ていることを考えると、少し登山の経験がある人なら、装備にそこそこお金をかければ問題なくベースキャンプへと行けるかと思います。

それとやはり雨季のトレッキングは勧めません。登山靴、雨具上下まで全てゴアテックスで身に包みましたが、雨は浸透します。バッグもレインカバーをかけていましたが、底の方に少しずつ水が染み込んでいくぐらいです。東南アジアでのツーリングの経験を生かして、荷物は全て防水袋に入れていたため被害はありませんが、標高が高くて寒い場所で衣類が全滅する行動不能になることもあります。

色々と苦労はありましたが、総じて感想を述べると、非常に良かったです。適度な過酷さと景色の良さ、本当に冒険をしているかのようでした。アンナプルナを1周大きく回る25日間のトレッキングもあるということですが、いずれ人生と体力に余裕ができたら挑戦してみたいと思うぐらいです。

これでトレッキングは終了しましたが、次回で撤収編を紹介するつもりです。

それでは。



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