ウユニ塩湖の楽しみ方

南米ボリビアウユニブログ旅のテーマキャンプブログ旅のテーマバイクの旅  | 2012年05月12日投稿

2012年5月2日

ウユニの町にやってきました。ウユニといえば世界一大きな塩湖、ウユニ塩湖があることで有名です。旅行好きの人なら誰しも写真を目にしたことがあるのではないでしょうか。近年旅行番組も多いため、頻繁にテレビでも紹介されています。管理人にとってもこの世界一周で行きたい場所ナンバーワンです。

ウユニ塩湖は標高3700Mの場所にあり、120km×100kmと途方もない広さのため迷いやすく、ツアーで行くのが一般的だという話です。2泊3日のツアーが7000円程度で行けるらしく、町にはツアー会社が溢れています。日本人バックパッカーも多く、ここで知り合った日本人同士で写真を撮ったりきゃっきゃうふふするのがセオリーらしいですが、もうここまで来るとツアーだるいと言うのが本音になってきます。

バイクパッカーたるもの、自分の足で行ってなんぼです。道に迷って死にそうになったバイカーの話や、キャンプした朝に寒すぎてエンジンが掛からずバッテリーが上がった話や、雨季に自転車で行って水が張っているため休憩をとることができず泣きそうになったチャリダーの話を聞いたりしました。ラパスに会った欧米人は、塩湖はミネラルが多くてコンパスが効かないから絶対一人で行ったら駄目だなんてガセ情報をくれました。コンパスはちゃんと使えます。自分は大丈夫だろうという前向きな気持ちを胸に、出発します。

午後4時半、給油も完了

まずは情報収集、ツーリストインフォメーションへ

地図をもらえました、チリへ抜ける道も書いてある

ウユニ塩湖は柵で囲まれているためどこからでも入れるというわけではないようです。

コンパス固定完了!

一番近い入り口はウユニ北20kmののコルチャニ、Colchaniという町です。

適当に向かいます

着いたけどいきなり水

大勢立ち往生しています

他にもバイカーもいた。どうやらこの道で合っているらしいけど、水が多くて行くのをためらっているらしい。「ふ~ん」という感じで普通に突っ込んだら、思ったより深くエンジンがパワーを喰われて急停止、再度セルを回したがかかる気配なし。膝下を冷たい塩水に漬かったままでスタックし、力ずくで押して脱出する羽目になった。死ぬかと思った。

膝から下が全部びしょ濡れです。

とりあえず靴をサンダルに履き替え、近くの人に手伝ってもらいバイクを押しがけする。

他にもスタックしているトラックとかいる。一晩中エンジンを鳴らしていました。

気付いたら、日の入り

今まで見た場所で一番綺麗と言っていい

最高の景色でした。

一緒にいたアルゼンチン人のバイカーのにいちゃんに、どうせなら同じ宿に来る?と言われましたが、ここは引き下がれない。意地でもキャンプがしたいです。

少し南側に行くと乾いていました。

チェックイン

半年振りのキャンプです。塩の地面は石のように硬いため、杭は打てません。ヨーロッパでのキャンプ生活が染み付いているのか、体が自然に動いた。

夕飯の準備です

トマトはそのまま地面に擦り付ければ塩味になります

キュウリの塩漬け、明日が楽しみ。ウユニ漬けです。

メニューはカレーです。塩関係ねー。

肉の変わりに昨日買ったチーズを入れたら大正解でした。塩水漬けになった膝下も乾き、お腹いっぱいになったところで眠ります。

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2012年5月3日

表においていたペットボトルが凍っていなかったので、マイナスまでは行かなかったようですが、夜はかなり寒かったです。

日の出と共に目を覚ますが、寒くてテンション上がらない

日が上がりました

影が伸びるので面白がって撮影

段々テンションが上がってくる

とりあえず飛ぶ

飛ぶ

塩湖は背景が真っ白なため、写真で撮ると遠近感がなくなりトリック写真が撮れることで有名です。

ここらへんはオーソドックス

もはや何がなんだか

朝風呂

気温は5度

おもちゃみたいです

乗ってみた

白バイっていうか塩バイ

塩水は錆になるので早めに洗車したいところです。

革靴っていうか塩靴、中はびしょ濡れ

塩ジャン、今年の夏のトレンド

昨日履いていた靴下はパリパリです

ゴーグルも塩まみれ

テントを片付け出発、昨日のスタックしたところは相変わらず深い

南に200Mほど行くと浅瀬になっていることに気付いた

普通に渡れた。昨日暗く気付かなかったのが残念

少し走ると塩湖のレストランがありました。

みんな記念撮影しています

分かりづらいですが、地面は5~6角形のブロックになっています

既にネタが尽きてきた

走ってみた

飛んでみた

もはや塩湖とか関係ない件

もうなにをやりたいのか分からなくなってきた

スイングパノラマ途切れすぎ、もう少し頑張れ

ツアーの車です

水場を走って帰ります

まめにGPSは記録していましたが、特に頼ることもなく、迷うこともなかったです。しっかりしたコンパスさえ持っていれば、横断したり遠くまで行かない限りは迷うことはないと思います。陸を走っているというよりは、海を船で進んでいる感覚に近いかも、船操縦したことないけど。

ちなみに走ってて5分で飽きます。どこまで行っても真っ白でした。今回はツアーを使うわけでなく、テントを張って塩の大地を一日かけて堪能することができました。心残りといえばラーメンが見つからず、塩ラーメンを作ることができなかったことぐらいです。一番感動したのは、オルロからダート道を走ってて、丘を越えた地平線に白い大地が見えた時、「来るところまで来た」という感覚が全身に走りました。日本人にとって南米のウユニ塩湖といえば、辺境中の辺境です。恐らく訪れた人は誰しも同様の感動を覚えるのではないでしょうか。

なにともあれ、当初予定していた世界一周旅行の目的はほぼ全て達成です。19日の便までにボリビアのサンタクルスでバイクを売り払い、22日にチリのサンチャゴからオーストラリアに経つ予定でしたが、まだ結構時間があります。チリのほうが物価が高いため、バイクの売値も良いらしく、ボリビアで売り払うよりは良いらしい。中華製のバイクで値段がつくとは思えませんが、今回の旅行のガス代ぐらい賄えればいいかなぐらいの気持ちです。なので予定を変更し、チリのサンチャゴまで残り2000~3000kmあまりを南下することにします。

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  1. 史上最凶のツーリング

コメント

コメント(2) to “ウユニ塩湖の楽しみ方”

  1. おかもと

    朝風呂面白かった~p(^_^)q
    いいなー楽しそう!
    でもよくいったねぇ!

  2. admin

    行くまではそうでもなかったけど、ウユニを脱出するのには苦労しましたよ。

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