マジで地獄見た30時間

アジアネパールカトマンズアジアインドダージリン  | 2011年07月31日投稿

2011年7月29日、

ダージリンから山を下ってインドのシリグリーからネパールのカーカルビッタの国境を越え、バスでネパール首都のカトマンドゥへ向かった地獄の30時間の記録です。

まずは国境までの道のり

朝の8時過ぎ、1週間宿泊したホテルをさよならします。

思えば一週間も同じ町に滞在したのは旅に出てから初めてでした。水道や電気が止まったり毎日がトラブル続きでしたが、地味な楽しい日々を送れた。ダージリン、長期休暇を使ってのんびりするのなら最適な観光地なのかもしれません。ただしアプローチするまでの移動手段は地獄ですけど。

そんなわけで地獄その一

本来なら前2人、中列3人、後部座席2人までの計7人しか乗れないジープに、前4人、中列4人、後部座席4人の最大12人まで乗ります。この写真を撮った時は前3人の状態、股の間にクラッチレバーが見えますね。まだこれは良い状態。

前4人乗った時など、両膝から先をクラッチレバーの右側の運転席の下に置いて、ギアを替える度に運転手が目の前で腕を伸ばして行く感じ。マジ疲れた。

景色なんて楽しむ余裕なかった

シリグリーでは乗り合いジープじゃなくて騙されてタクシーに乗った

乗り合いジープなら100ルピーで済んだもの、ジープの運ちゃんに変なところで降ろされて仕方なく600ルピー(1200円)払ってタクシーに乗った。ジープの運ちゃんもろともグルだったみたいで、100ルピーを渡しているところを目撃した。

まあ、乗り心地はそりゃマシだけど


エンジントラブル?

シリグリーから50kmほど走ると国境です

まずは出国のスタンプをもらいます

オフィスのトイレにあった蜂の巣

メー

国境を越えるバス

徒歩で延々と続く橋を渡る、背中の荷物は既に22kg

水牛

橋からの眺め

自転車タクシーが行き来しています

ネパール川の田んぼ

橋を渡り切ってもまだ歩きます

やっとゲートが見えた

ゲートを通るなり、早速色んな連中が群がってくるうざす。

ゲート右側のオフィスで入国手続きを済ませます。

ビザ料金は40ドルですが、以前タイで盗まれたため米ドルは持っていないため、インドルピーで支払いました。2200ルピー(4000円)あまりと少し割高ですが、ダージリンで両替しようとしたら40ドルを買うために2500ルピー請求されたので幾分マシ。っていうかインド人のぼったくり根性は腐ってると思う。

売店はまだインドルピーが使えるみたい

後半のルート、途中カトマンズまで切れてるのはGPSの電池切れ

バスチケットは入手済みなので、適当に聞いて回ってツアーオフィスに行って正規のチケットをもらいます。

案内されたバス、もはや嫌な予感しかしない

中は綺麗に見えた人は目が腐っている

出発前のバスの中は40度越え。座席は硬いし狭いし人多いしあwせdrftgyふじこlp

運転席・・

まだ出発まで時間があるので、餃子(MOMO)を食べて腹ごしらえ

食器の洗い方なんてさっと水で流して奥の水に漬けておくだけで超適当

バス停、数十台のバスが入り組んで停まっている

バスを押しがけする人初めて見たよ

この後人が集まって、4人ぐらいで押したらエンジンかかってた。っていうかこれで目的地まで行くのかね?

やっと出発、結局1時間かかった

風を切っていると涼しいと思ったけど気のせい

途中軍の検問があった。

乗り込んできた軍人が最後部に置いてある管理人のバッグを見て「これなんだ」と騒いで自分のだと説明したら「なんだ」と言われた。爆弾でも入っていると思ったのかね。

途中は頻繁に休憩を挟みます

スクーターはあんま走っていない

干潟の川

白い木の森

途中止まるたび、売り子が窓に寄ってくる

民家というより売店?

川原の牧草地

警官キラーン

それから日が沈んで暗くなったので就寝。窓を閉め切ると熱いし、窓を開けると常にジットリとした風がまとわりついて寒い気がするし、変な感じだった。汗を拭いても肌はベトベトな感じが続き、なんとも気持ち悪い。幸い隣に座っていた人が別の空いている席に逃げたので、2座席使って寝れたので良かったです。

目が覚めると窓の外は絶景

そして渋滞、本当だったらもう着いている時間なのに

手振れがひどいのはバスが延々と上下に揺れているからです

あまりに揺れが酷くて、前の席と接触している膝が擦れて痛んでた。

路肩はこの通り絶壁が続く。高所恐怖症の人にとっては地獄、あとバス酔いする人は死ぬと思う

ちなみに15日ほど前にこの辺りでバスが転落して、38人死んだらしい

中の様子

渋滞が酷いのでちょっと降りた

一見景色が良いようでも、曇ったガラスの僅かな隙間からカメラだけ出して撮影しています。

けれど遠くの山を覆う霧は幻想的

岩山に開いた穴、何か潜んでいそう

川辺を覆う霧

この河にも巨大魚とかいるのかなーとか妄想した

天気は晴れたり雨が降ったり

棚田

河沿いを抜けて盆地に

どうやらカトマンドゥらしい。

着いた、ニューナヤ・バスターミナル

右も左も分からなかったのでまたタクシー使った

ガスタンクの扱いは相変わらずアジアンクオリティ

タメルと呼ばれるエリアに着きました

カトマンドゥの安宿街です。

トレッキング用品店が大量に集まっているのも特徴、胸が熱くなる

タクシーを降りてきて一番最初に声をかけてきた人のホテルに泊まったらまさに大当たりだった。

200ネパールルピー(220円)、無線LANホットシャワー付きシーツ綺麗、下に泊まっている中国人がどうのこうので50%オフらしく、なにやらラッキーでした。

とりあえずシャワーを浴びると、一晩砂埃を混じった風を浴び続けたせいか、シャンプーの泡が黒かったのが衝撃的でした。

なにともあれ、こんな過酷な移動は生まれて初めてでした。これからインドに戻る時もこんな感じのバスに乗らなければいけないのだろうか。インド戻りたくないお。

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