世紀末都市プノンペン
アジア > カンボジア > プノンペン | 2011年06月27日投稿
カンボジアに訪れるのはこれで2回目。1回目は5年前の卒業旅行以来です。
カンボジアの首都プノンペンは5年前と比べるとずっと綺麗で、道は整備され、信号も配置され、そこらじゅう警官がうろつき目を尖らせています。しかし彼らのターゲットは犯罪者のみではなく、観光客でもなんらかの不備があれば金を搾り取ろうとしてきます。カンボジアではバイクは昼間ライトを消して走らなければいけないのですが、タイのバイクはライトのスイッチがないためそのまま走っていたのですが、停められて運悪く国際免許を宿に置き去りにしていたため50ドルを取られた。後で宿に聞いたら、そういう時は5ドルも渡せば大丈夫だよなんて言われた。ますます最悪の気分に。
プノンペンは東南アジアで最も危険だと言われるだけあって、確かに居心地は悪かった。観光客がいる場所は物乞いが溢れ、物乞いではないが10M歩くたびにバイタクが群がり、近寄ってくるのは詐欺師かまともな人間か区別がつかない。町をバイクで走れば、隣のバイクがいきなり吹っ飛んだり、なにかと警官が睨みつけてきたり、本当過ごしづらかった。
とりあえずスコールによって壊れたカメラを入手してからの写真です。まずはセントラルマーケットのカメラ屋。
インド料理屋のおばさんと、右がロシアから来た人。中国→東南アジアと2年以上放浪しているらしい。
このロシア人のねーさんですが、前にプノンペンでバイタクの後ろに乗っていて、肩のバックをひったくられた時に、そのまま引きずられ大怪我に遭ったとか。
朝食のパンとハチミツ。フランスパンはそこらじゅうで売ってる。
わんわんお
ここらへんのレストランは比較的清潔で安全。
卵半熟だった。サルモネラ恐いよ。
屋上のスケート場。狭い中、人がうじゃうじゃ、時々衝突している。
コインゲー+シューティングゲーム。右下の高橋名人みたいのが凄かった。
生まれて初めて垂直に注射された。しかも勢いつけてブスっと。痛くなかったけど・・もう二度とこねー。
適当に町をうろつく。
セントラルマーケットの駐輪場。10~25円ほど払ってチケットをもらい、駐輪します。出る時もそのチケットがないと出してもらえないので、盗難の心配は少ない。
夕飯のカニ、これっぽっちで2ドルだから、日本とそんなに変わらない気が・・。身は大して入ってないし、うまいわけではない。
夜景はカメラの性能がイマイチ。本当に本物のサイバーショットなのかね?
プノンペンでの写真はこんなところです。連日iPhoneとiPadの修理のためにモバイルショップを往復しており、観光をする暇はあまりありませんでした。
現地にいる間はなにかと宿の人や、宿を出入りしているガイドのJACKにお世話になりました。おかげでiPadとiPhoneが復活し、AKの藻屑にならずに済んだし、色んな話を聞くことができた。カンボジアでは一般的なサラリーマンの給料が月150ドル程度で、1日にわずか7~8ドル程度しか稼いでいないらしい。さらに貧民層になるとその半分以下。それにも関わらずガソリンはリッター1.2ドル、ソリアショッピングセンターのハンバーガーは4ドル、セントラルマーケットの屋台は1回2ドル、普段は市場を歩いて安い食品を探して慎ましく生きているとのこと。原油価格の高騰による打撃を真っ先に受けるのはこういう地域の人々でしょう。
だからって観光客に群がり、何かと金を騙し取ろうとするのは違うと思う・・。物乞いも大勢いますが、絶対にお金をあげてはいけません。彼らは顔を覚えて、仲間を呼んで群がります。
物乞いAが現れた。
観光客Aは1ドル渡した。
物乞いAは仲間を呼んだ。
物乞いBが現れた。
物乞いCが現れた。
物乞いDが現れた。
物乞いEが現れた。
観光客Aは身動きが取れない。
物乞いたちは一斉に逃げ出した。
観光客Aは財布がないのに気付いた。
なんてこともありえます。
目の前で子供が飢えているからという理由で、募金をしたり、ボランティアをしたりというのは正直違うと思う。現地の子供を養うのは現地の大人の仕事だし、元々生存競争の末に現在の形態になっているから、無償で食料や金を渡して彼らを養ったとしても、どうせ次の世代が飢えるだけだと思う。本気で貧しい国々を援助したいなら、その国に行って、リーズナブルな価格で買い物をして、食事を取って、お金をばらまけば良い。後はそのお金をどう使うかは現地の人次第だけど。もしくはその国で起業するなり、経済体の一部となって貢献すれば良いと思う。最も今は日本も悲惨な現状だし、そんな余裕があるのなら、足元を見直したほうが良いと思うけど。
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コメント
コメント(2) to “世紀末都市プノンペン”
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カメラとか濡らしてバカやってるけど、最後の方、良いこと言ってんな ! なんとなく成長してんな !
そうかい、ありがとよ。